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選手指導で気をつけること!

皆さん、こんにちは!

ニシオカベースボール企画営業担当のTです。

Zeems息らくドームマスクが大変ご好評をいただいており、ありがとうございます!

外出時はまだまだマスクの着用が欠かせません。Zeemsマスクを着用していただくことで、マスクによる不快感が少しでも軽減できましたら嬉しいです。

コロナの影響が長引くなか、新しい生活様式を取り入れることが推奨されています。

私たちも豊かな野球ライフをサポートする野球用品メーカーとして、これからもそれに合わせた新しい野球ライフスタイルを追及していきたいと思います。

さて、今回のテーマは「選手指導で気を付けること!」です。

練習や指導において、例えば投手の姿勢やバッティングフォームについて、同じ指導をしているのに選手ごとに認識が曖昧になってしまうということはありませんか?

野球界の方位は統一されておらず、「前」、「後ろ」、「横」、「左」、「右」など、指導者中心で、選手が前向き姿勢か横向き姿勢か、聞く態勢によってもまったく違った方位になってしまいます。

指導者と選手とが異なる認識を持ったままでは、正確なコミュニケーションが取れず、選手の技術向上につながらないこともあります。

「ここ」、「こっち」、「この辺」などの表現は、特に認識の違いが生まれる原因になってしまいます。

理解しやすく正確な表現をすることの大切さと、投手のフォームや腕を振る角度の注意点について説明します。

〜方向の表現の仕方〜

・横向き姿勢での方向の捉え方 〜投手、打者の前後ろの捉え方〜

投手や打者の横向き姿勢では、“前”と“後ろ”の認識で違いが生まれてきます。

例えば、“前”がどの方向を示すのかという点で、「体の向いている方向」と、「顔の向いている方向」で2通り考えられるからです。

つまり、“前”は「体が向いてる方向だ」と思う選手と、「顔が向いている方向だ」と思う選手の2通りの認識が生まれてしまうわけです。
そうすると、指導者と選手の間で気づかないうちにコミュニケーションギャップが生まれてくる可能性があります。

そこで、方向を指示するときは“前”、“後”、“正面”、“右(左)横”という表現をとるようにしましょう。投手の顔が向いている側を“前”、体が向いている方向を“正面”とすることで、覚えやすくなります。
投手や打者への指導を行う際は4方向それぞれで“正面”、“前”、“後”、“右横(左横)”という表現をするとわかりやすいです。

特にバッターのときには注意が必要です。
”もっと前でバットを振りなさい”と指導した際には
指導者側としてはピッチャー方向の前で振りなさいと伝えたいのに
捉え方によっては正面方向を前だと認識して振ってしまいます。
これでは、いわゆるドアスイングになってしまいます。このように伝え方によっては全く異なる動きになってしまう恐れがあります。ですので指導者と選手との共通認識をもつことが大切です。       

腕の角度は時計方向で考えよう

〜投手の腕を振る角度の表現〜

腕の角度を教えるには時計方向を使ってください。選手の“前”に時計をイメージするとわかりやすいです。
このやり方であれば、小学生でも高学年になれば十分に理解してくれます。
指導者と選手がお互い同じ認識を持つことで、迷う選手も少なくなります。

投手の腕の高さを指導する際によく使う言葉が ”もう少し下げてみて・もう少し上げてみて” です。”もう少し”って人によって違いがあります。

人は目に見えない部分を動かすときに、感覚のズレが生じることが多いです。
目の前のコップを掴むことは容易にできますが、目で見えないところのコップを掴むことは難しいですよね?
投げることも一緒で、投げるときにボールを持っている手は目から離れているため、自分では腕を上げて投げているつもりでも、実際にはあがっていないことがあります。それ以前に腕が背中の後ろに入ってしまい、上げたくても腕があがらないから思った角度で投げられない。
体が前に突っ込んでしまっているから上と下のバランスが悪く、自分が投げたい腕の高さに持ってこられない。
このように自分の腕の位置が見えていないときは、思ったように体を動かすことが難しいのです。

そんな時に時計の方向と、腕の方向を照らし合わせることで、腕を振る角度の指示などフォームの確認に役立つと思います。
この図を使うことで、指導者と選手の間でのコミュニケーションをよりわかりやすく認識ズレを無くす事ができますので、ぜひ参考にしてください!

まとめ
選手指導で気をつけること

 

  • 投手や打者の横向き姿勢の方向は、“前”、“後”、“正面”、“右(左)横”という表現をとる
  • 腕の角度を教えるには時計方向を使う

 

指導者と選手がお互いに同じ認識を持つことが基本です。

その上で指導を行うことで正確に効率よくコミュニケーションがとれ、選手の上達も早くなると思います。

 

ぜひ意識して行ってみてください!